沼垂リトルプレス「テラす」は製本方法を変えて、試行錯誤しながら作ってます。最新vol.3号は圧着製本という画期的かつ、レガシーテクノロジーを使った方法で製本しています。
最新号(vol.3)です。未製本状態。。。
圧着製本の拡大の図です。ギザギザは見えますでしょうか。
こちらは、針なし、穴なしステープラーとして話題のハリナックスプレスというステープラーを使って綴じました。
こちらのステープラー、市場に普及価格帯として登場したのは2014年秋頃でした。テラす創刊号の頃から、この製本を試してみたく、発売日に購入していました。
3号目にしてやっと試せたのである意味、感慨深いものがあります。
ところが、問題があったのです。
綴じの限界はコピー紙5枚程度。
「テラす」は現状8p構成という少ないページ数、薄いペラペラな内容のため、せめて紙質だけはクオリティを高くしないとと思い、柔らかな光沢と比較的厚めの紙を使っています。そのため、この製本方法では限界まで紙を薄くしないと落丁の原因になるという危惧がありました。
今回は二つに折った紙を、二つ重ね合わせて、その間をこのステープラーを使って製本するという手法です(これが強度に問題を抱えた主原因。切り離された4枚の紙だったら良かった)
とはいえ、何とかなったので日の目を見ることができました。
ちなみに紙の厚さはというと・・・マットコート紙 紙厚は74kg相当。
この針なし穴なしステープラーのハリナックスプレス、もう少しプレスする力が軽ければ爆発的なヒットを見込めると思います。
画期的な商品ですが原理としても商品としても明治時代からあるとのこと。
業務用では、もっと枚数を多く綴じることが可能な印刷会社向けのものもあるとか。
でも、これは試してみる価値ありですぞ。
今後もいろいろと製本方法は工夫してみたいと思います。
(まだ中綴じも無線綴じもしてないぞ!)
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