2014年5月29日木曜日

スリップをどうやって作るか?

スリップを知っていますか?

「お母さんが着ていた薄いシャツみたいなのですか?」
そうそう、それも正解です。

ここで言う、スリップは以下のようなものです。



そう!書店などで書籍を購入する際に、付いてくる
しおりのようなもの。

立ち読みしていると複数ページにまたがっているので読みにくいんですよね・・・
(買え!って怒られそうですが)

複数ページになぜまたがって挟まっているかというと
1ページを両側から挟むと、会計時に抜くときに本のページを破る可能性が
あるからなのです。
決して、これ以上は立ち読み禁止といわれてるわけではありません。

なので、はさむときは複数ページにまたがって。
覚えておきましょう。

また、売れたら回収します。
書店さんでは売上管理のために使います。
お札を数えるよりも、スリップを数える方が楽しかったりします。



▼どんな形にしたらいいの?

スリップには長年の出版文化の蓄積で、定型の様式があります。

◆大体、主催者の方や出店された方が推奨しているのは一般的な形(上記画像参照)。
長細い用紙を切って、カッターなどで半円型に切って、二つ折りにして、
つまめるようにしたもの。
一箱古本市の主催者さんによってはダウンロードできるようにしているところも
あります。

この形、長年の実績というものがあり
購入される方にも分かりやすいというものがあります。

さらに分かりやすくするには、半円型のベロのところに
値段を記入しておくと、購入者は分かりやすいのではないでしょうか。


スリップ専門ではありませんが出版社向けの印刷会社さんもあります。
・株式会社ワイズさん
http://www.wisejp.net/sales/slip/workflow.html

・映文社印刷株式会社さん
http://www.eibunsha.com/service/card.html

さすがにロットが大きいので個人でどうにかというレベルではありませんが
スリップ作りにおいてもっとも厄介な半円型の抜き型が最初から仕様として
できているというのは魅力的です。


一方で簡単なのは
◆ふせんです。小さいやつ
値段も手ごろ、接着も簡単。若干はがれやすいのは難点ですが
いちいちスリップに手間ヒマかけて作るのもなぁ・・・と思う方には
ぴったりです。
※但し、数年単位で長時間貼っておいたりすると、
ふせんのノリの接着面が紙と吸着してしまって剥がれなくなったり
するのでご注意ください。


◆箱単位で値段を決める。
全品300円とか、文庫本200円、大型本は2冊で500円とか
ワンプライス制にしておくというのもひとつの方法です。
店主をやっていると、この本はいくらですか?と
聞かれることも多いかと思いますが、その手間がなくなります。


次章ではスリップをカンタンに手作りする方法を紹介します。


やはり曲線を切りやすいのはデザインナイフと呼ばれるものです。 下記のこういうやつです。

2014年5月25日日曜日

6月8日(日)一箱古本市に出店します!

文旦のブックイベントへの出店は、今年4回目。

新潟市中央区の市役所近くの学校町通り商店街で開催される
最大規模の初夏の古本市です。

地元のお祭り「現代市(いまいち)」は今年で30回目ということで
一箱古本店約60店舗に加えて、フリマや地元の飲食ブース、
万代太鼓の演奏などなど様々な店舗が出店する一大イベントに
なりそうです。

あとは雨が心配ですが、晴れてくれることを祈ります!

イベントの詳細は↓ホームページを参照ください。
一箱古本市in現代市(ニイガタブックライト)

文旦の古本市出店の内容は随時、Facebookで公開予定
https://www.facebook.com/buntanbook